微生物活性剤
フォスナイトCNPは、BOD源が少ない活性汚泥処理現場の、有用微生物の活性を高め、水質浄化能力を安定化し、沈降不良、発泡、スカミング等の問題を改善します。新規立ち上げ時や長期運転停止期間の微生物活性安定対策にも有効な低炭素排水用栄養剤です。
用途
低炭素排水の活性汚泥処理における栄養補給・活性促進・浄化能力強化
特徴
- 原水中にBOD源が少ない活性汚泥処理現場において、有用微生物の活性を高め、水質浄化能力を安定化させることができます。
- 本製品には、有用微生物が資化しやすい糖類と、微生物の活性成分、油脂や難分解性有機物を微生物が資化しやすくする酵素等の成分、各種ミネラル成分を含んでいます。
- 低下した微生物の活性を速やかに回復させることができます。
- 低BOD運転により微生物の調子が悪くなることで引き起こされる沈降不良、発泡、スカミング等を改善します。
- 新規立ち上げ時や長期運転停止期間の微生物活性安定対策にもご使用頂けます。
使用方法
[食品工場や給食センター等において原水の流入が長期間停止する場合]
- 曝気槽容量に対して、5日に1回、300~500㎎/Lを曝気槽へ投入して下さい。
- または、稼働開始5日前から開始日までの期間、毎日、曝気槽容量に対して、300㎎/Lを曝気槽へ投入して下さい。
[低BOD排水が常時流入する化学工場排水等において常時点滴する場合]
- 本製品は、1㎏投入するとBOD値を200~300㎎/L上昇させます
- 流入排水のBOD値や排水の性状にもよりますが、概ね、流入水に対して、300㎎/Lを薬注装置で流量調整槽または曝気槽へ比例注入して下さい。
こんなときにおすすめ
- 処理が安定しない。
- 微生物製剤を投入しても処理がうまくいかない。
- BOD源が少ない排水のため、活性汚泥が育たない。
- 休み明け等に一時的に処理不良が起きるのを防止したい。
- BODが低く、窒素、リンが基準値を超過することがある。
- 活性汚泥が少なく、処理がうまく行かない。
注意事項
- 使用方法/用途を順守し、ご使用下さい。直射日光を避け、冷暗所に保存して下さい。
- 低温で長期間保存すると沈殿物が僅かに析出する場合があります。
- 希釈すると腐敗しやすくなります。希釈液は早めにご使用下さい。長期間薬注タンク内で滞留すると腐敗する場合があります。
- 開封後はできるだけ早めにご使用下さい。雑菌が入ると腐敗する可能性があります。
- 高齢者や幼い子供の手の届かない冷暗所で保管して下さい。
- 化学工場等において様々な微生物阻害物質等が含まれている場合は本製品の投入により良好な回復が見られない場合があります。
- 長期停止期間中は過曝気により硝化脱窒が起きやすい状況になりますので、DO 管理等も合わせて実施して下さい。
- 詳しくは安全データシート(SDS)を参照下さい。