消泡剤
アワコロリ200は、少量の添加量で強力な消泡効果を発揮します。粘度の高い泡に対しても効果的で、シリコーン系消泡剤に比べ、膜処理施設での膜への付着による目詰まりが低減出来るアルコール系消泡剤です。
用途
排水処理施設の発泡対策
特徴
- 添加量が少量なので、ランニングコストを抑えることができます。
- 食品工場の活性汚泥処理で発生する高粘性の泡やスカムに対して特に高い消泡・抑泡効果を発揮します。
- 即効性、持続性に優れています。
- シリコーン系消泡剤に比べ、膜処理施設での膜への付着による目詰まりが低減出来ます。
使用方法
- 発泡を起こしている槽(曝気槽等)へ10~40㎎/Lの濃度になるように添加して下さい。現場の発泡具合で最適な濃度が変わりますので現場で調整して下さい。投入方法は下記の方法があります。現場の状況に応じて最適な方法をご選択下さい。
- 直接添加する:原液あるいは水で5~10倍程度に希釈した溶液を発泡した槽内へ添加して下さい。
- 薬注装置で点滴する:慢性的に発泡を起こす場合は、常時一定量を点滴する方法がおススメです。
- スプレーで吹き付ける:水で原液~10倍程度に希釈した溶液をスプレーに入れ、直接、泡へ吹き付けて下さい。
- 槽の壁面に塗布する:発生した泡を槽の一定の高さ以上に増加させたくない場合に有効です。槽の壁面にスプレーあるいは 塗布して下さい。泡が塗布した壁面に達すると消泡されます。
こんなときにおすすめ
- 慢性的な発泡を抑えたい。
- 使用中の製品の効果が弱い。
- 膜処理の膜にできるだけ負荷をかけたくない。
- 泡の粘度が高く、他の消泡剤では消泡効果が得られなかった。
注意事項
- 肌荒れ防止のため、手袋等の保護具を着用して下さい。
- 火気の近くに保管しないで下さい。
- 冷暗所で保管して下さい。冬季等温度が下がると粘性が増します。その際は、温めるか、撹拌すると元に戻ります。
- 保管状況により多少色が変わる場合がありますが、品質に問題はありません。長期間保管すると、分離したり、沈殿物を生じたりする場合がありますが、軽度であれば、効果に影響はありません。使用時は、軽く振とう・撹拌してからご使用下さい。
- 水で希釈した溶液は早めにご使用下さい。長時間放置すると分離します。粘性がありますので、薬注装置では点滴できない場合があります。
- 高齢者や幼い子供の手の届かない場所で保管して下さい。
- 滑りやすくなるので、こぼした場合はウエス等でふき取り、中性洗剤等で洗い流して下さい。
- 詳しくは安全データシート(SDS)をご参照下さい。